KNEE PAIN膝痛のお悩み

どうして膝に痛みが出るの?

膝の痛みは、色々な場面で起きるかと思います。階段の上り下りだったり、走っている時だったり、スポーツをしている時だったり。ご高齢になってくると変形性膝関節症で痛みが出る方もいらっしゃいます。正座ができないと悩んでいる方も多いですね。

膝の痛みにも色々な原因がありますが、多くの場合は2つの要因があります。

①膝下が外側に捻れてしまっている
②膝が完全に伸びなくなってしまっている

膝に痛みがある方の多くはこの2つの状態になっているケースがほとんどです。

膝の軟骨が減ってくると痛くなるんじゃないの?

これ、とても多いと思います。膝が痛くて病院に行くと、「軟骨が減ってきてますね」と言われた、というお客様は非常に多いです。でもこれおかしいんです。身体の組織には痛みを感知するセンサーがあるのですが、膝の軟骨にはそれがありません。それに、年と共に軟骨は必ず擦り減ります。擦り減らない人は存在しません。でも、痛い人と痛くない人がいる。これはつまり軟骨が減った事が直接的な原因じゃない可能性が高いんです。

軟骨が減ったかどうかよりも、膝の骨格にズレがないか、膝の機能が低下していないか、そっちを見てあげたほうが私は良いと思います。

膝下が外側に捻れるって?

下腿外旋症候群とも言いますが、ももの骨に対してすねの骨が外側に捻れている状態です。

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膝のお皿両外側の延長線の中に、すねの骨のでっぱりがないといけないのですが、膝が痛い方の多くがこの延長線よりも外側に出てしまっています。この状態は、とても膝に負担をかけてしまいます。

これに対しては、膝下の内側へ捻るちょいトレで動きを練習します。

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この膝下が外側への捻れを放置していると、変形性膝関節症の原因にもなりますので、現時点で膝下が外に捻れてしまっている方は、早めに対処することをお勧めします。変形してしまうと運動で変形を治すことはできないです。
すでに変形している方は、変形は治すことはできませんが痛みを軽くすることはできるかと思います。

膝が完全に伸びなくなるってどういうこと?

両足を伸ばして座った時に、膝裏は床に着くのが正常ですが、膝が痛い方は膝裏が床につかないケースが多いです。

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膝回りの組織が固くなると膝が伸びなくなってしまいます。膝をしっかり安定させるには大腿四頭筋の筋力が必要不可欠なのですが、膝が伸びなくなってしまうと膝のお皿の動きが悪くなり、大腿四頭筋が上手く働かなくなってしまいます。

ですので、まずは膝回りの組織をほぐして膝がしっかり伸びるようにすることが大事です。
特に、膝のお皿のすぐ下にある「膝蓋下脂肪体」と「膝裏の脂肪体」です。

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ここをよくほぐすことで膝が伸ばしやすくなってきます。膝が伸ばしやすくなったら、ちょいトレでお皿の動き作りとももの前の大腿四頭筋にしっかり力が入るようにする運動を行います。

セッティング写真

この一連のほぐしやちょいトレを行うと、かなり膝痛は楽になる方が多いです。
因みにプールで運動することを勧められる方も多いと思いますが、プールで膝が治るのではなく、プール内では膝の負担が少ないというだけのことです。結局のところ、我々人間は陸上で生活しなくてはならないので、陸上で、正しい手順を踏んだトレーニングが必要になってくると思っています!

膝もやっぱり予防が大事!週一回のコンディショニングで快適な生活を送ることができますので、ぜひ効果的な運動を習慣化してもらいたいですね!

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